シモキタで朝食を？？？

祝日前のシモキタ飲み( ꈍᴗꈍ)

なぜ朝食を、かというと、
この離煙パイプ、タバコの長さにパイプ分がプラスされるから、映画『ティファニーで朝食を』のオードリー・ヘップバーン気分が味わえる。

あの映画のなかでオードリー演じる主人公は、長〜いキセルにつけた紙巻きタバコの火を
パーティー客の帽子にくっつけてしまった。
派手な帽子から立ち上がる炎！！

………実はわたしも、これに似た経験がある。

シモキタのとある飲み屋のカウンターで、親友さっちゃんと食後のスイーツを選んでいたときのこと。
タバコを吸わないさっちゃんに煙が行かないよう、わたしはタバコを持った手を頭の上に高く挙げていた。
仲良しだからね〜♫と、アッフォガートをシェアすることに決めたとき、変な臭いに気付いた。
カウンターに座ったとなりの女のニット帽から………煙が。
そしてわたしのタバコの先から火玉が消滅していた。

（わたしのわたしのわたしのわたしの）
（タバコの火がタバコの火がタバコの火がタバコの火が）
（この人の頭を焼いている？焼いている？焼いている？）
チキンなわたしは表面上では冷静を装い、でも実は頭蓋骨の中で後悔がハウリングを起こしていた。
さっちゃんを急かしてアッフォガートをグビグビ飲み込み、店を後にしたが、あの人、頭大丈夫だったでしょうか。
ずっと変わらずお友だちと談笑していたけれど、ニット帽の脳天部分にできた焼け焦げ、いつ気づくんでしょうか。
あの帽子、実はお高かったんでしょうか。

タバコなんか吸って人様に怪我させたかもしれない自分を心底情けないと思った晩でした。