禁煙したいが我慢はゴメンなのだーー
タバコやめたい―――――――。
何万回も思ってきたさ。
禁煙も、これまでそれこそ何回もやってきた。
ただ我慢する禁煙はわたしには無理だ。いいとこもって半日だ。嘘だ。せいぜいもって2時間だ。
それくらい、タバコなんて、手に入れるのは簡単なことなのだ。
せめて買い置きはしないようにしているが、お風呂上りにだってパジャマに上着とニットキャップで武装すればホラ簡単。
貯金しなくちゃ買えない額でもなし。
タバコ駄目駄目と言う割りには、規制ユルユルだ。
禁煙外来の先生にひどく叱責されたときなんぞは、
(じゃ~~~先生、その勢いで、タバコを日本で売れないように経産省に働きかけてくださいよぉぉぉぉぉぉ)
と思った。
(悪いのはタバコ吸う人間だけか! 売る側はお咎めなしか!)
と思った。
戦後に麻薬のヒロポンが合法だった時代は、「疲労がポンと抜ける」と大人気だったそうだが、そうやって人々がガムシャラに働き国が豊かになったら、ヒロポンは違法とされた。
タバコだって、アメリカでは医師や法律家を買収してタバコは健康に良いと、主に無知な若者に勧めてきた歴史があったけれど、
今や世界中でタバコの常習性が覚せい剤以上だとか、副流煙は吸わない人の健康をも脅かすとか、深刻な事実にバッチリ目を向けている。
目を向けながら、タバコによる税収欲しさに販売は続いている。
ただし、じわりじわりと行われてきた値上げで、ついに禁煙に踏み切る人が現れたけれど、それって規制?
麻薬は国力低下につながるから違法としましょう。ではタバコは?
タバコの健康被害も相当だけれど、「ま、OK! 販売は許容!」ということ????
なんだか、最近の「喫煙者、根絶やしにしてやりてぇ!」と言わぬばかりの規制とはちぐはぐだし、
本気で喫煙は百害あって一利なし、少しは賢くなって健康的に生きておくれ!と願うなら、
そんな、値上げとかじゃなく、さあ……。
と、思う。
何が言いたいかというと、タバコやめられるならやめたいよー……ということだ。
わたしのような、いくつになってもモラトリアム臭の抜けない人間は、グズグズと文句ばっかり言ってしまうのだ。
帰宅しての一服、安らぐなあ……