禁煙したいが我慢はゴメンだ

タバコをやめたいけれど我慢することが苦手。どうしようかのアレコレ日記。明るい未来はやってくるのか?!

わたしに我慢ができるのか?!本当にできるのか?!

結局のところ、わたしは我慢するってことができない。

けっこう長く生きてきて、なにか我慢したことってあったっけ???と思うと……

まあ、嫌な仕事かな、と思う。

わたしはこれまで、猫を拾ってばかりいて、敏捷なはずの猫を抱き上げて連れ帰ることができるほどだから、健康元気なコは皆無で、

だから、猫を食わして病院に連れていける程度には常に収入が必要だった。

ライター仕事が途切れたら、清掃でも介護でもなんでもやった。

3カ月ほどスナック勤めもしてみた。が、接客業に決定的に適性がなかったか、ママさんが先に音を上げてお暇をもらうハメになった。

猫さえいなけりゃこんな無理しなくて済んだけれど、大波小波を越えて今、振り返ってみると、猫がわたしを真人間にしてくれたと思う。
わたしには少々リセット癖があり、人間関係とか属する社会が嫌になると、一夜にして一切合切切り捨てる冷たい一面がある。でも仕事でそれをやったら、転職を繰り返して根無し草っぽくなっちゃったろう。
ぬぉぉぉぉ~稼がなければ! この会社にしがみついていなきゃ! なんてド根性は、猫にもらったんだと思う。

昨年の5月8日にお別れした「つきこ」ちゃんは20年、わたしのそばで生きていてくれた。つきこと一緒に拾った「ゆきお」くんは大きなガンができてずっと先に死んでしまったけれど、たくさん拾ったなかで男のコは何故かゆきおくんだけなので、本当に楽しい思い出をたくさん、たくさん、もらった。

この2匹を拾ったときは、推定3カ月くらいなのに目も鼻もグッチャグチャのひどい鼻器管炎で、病院では「このコたちは大きくなれないかもしれないよ」と言われた。

そんなことあるもんか!と意地で病院通いをしてすっかり元気いっぱいになったものの……。

ゆきおの眼には猫のシンボル・瞳がなく、オリーブ色一色のビー玉みたいな眼球が常にユラユラ揺れて、どうやら弱視みたい。

つきこは右目が機能していなくて、見えない目というものは障害物を避けづらいのか傷付いてしまい、ある朝右目から膿みを垂らしてうつむいていたので、わたしがつきこの顔をつかんで膿みを絞り出してやった。

あれはきっと、眼球……。

ゆきおが死んだときはダムが決壊したかってくらいに泣いて、当時まだ元気だった父まで実家からやって来て、

「いつかまた猫が飼えるか?」と妙な励まし方をして帰って行った。

でも、つきこが死んだとき、わたしは心底、「あれから20年か。お互い精いっぱいやった! ありがとう! お疲れ様!」と、つきこに感謝したんだっけ。

わたしは、我慢は絶対できない、しょーもない人間だけれど、頑張ることができる人間だ、とは思う。


さて、禁煙、ね……。

あーもーう……。

在りし日のつきちゃんf:id:tabaco_gaman:20200126001425j:plain
本当に可愛い相棒だった。
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